人生で初めて理容室に行ったらシャンプーがお辞儀スタイルだった話

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4月5日はヘアカットの日らしい。

僕は30年間生きてきて理容室に行ったことが無かった。

別におしゃれボーイだったとかそういうことではないのだけれど、物心がついたときには母が行っていた美容室で一緒に切ってもらってたので、いわゆる床屋さんに行ったことが無く、未知の世界だった。

そんな僕が初めて理容室というものに行ってみた。

あのくるくる回るフランス国旗みたいなあれがあるところに。

まだあのくるくるフランスに行ったことない方にお伝えできればと思う。

 

予約できない

理容室に行ってきたと言ったがそもそも行くまでが困難だった。(無知故に困難だっただけなのだが)

引っ越してきて初めて髪を切りたい僕は安い美容室を探していた。

ホットペッパービューティーで探していると安いところが近所にあった。

<理容室>と書かれていた。気になった。でもま、安いし。

ホットペッパービューティーから予約をしようとしたが、今日と明日の日程に「お電話にてお問い合わせください」と書いてあり、それ以降は全部×がついていた。

ああ、電話でしか予約できないのか。しかも直近だけなのね。と勝手に解釈した僕は髪を切りたい当日に電話をした。

僕「あ、今日カットお願いしたいんですけど」

理容師さん「今は6人待ちですね」

僕「何時くらいなら空いてますかね?」(待ち?)

理容師さん「14時くらいが一番空きますね」

僕「あの、予約って。。。」(そういうことなのか?)

理容師さん「予約はできないんですよー」

理容室は予約できないのか!!

※できるところもあるはずです。後から調べたら理容室は予約制が少ないらしいことがわかった。

理容室玄人には常識なのかもしれないが、僕には結構衝撃的だった。

当日に行くと「こいつは理容室を予約しようとした素人だ!」って思われるかもしれないからその日は諦めた。

 

再チャレンジ

で、本日再チャレンジすることにした。

平日に行くと「こいつ無職か?」と思われる危険性もあったが、待つのも嫌だったので空いてそうなときを狙った。

※土日休みじゃない人なんてたくさんいるんだからそんなこと思われません。自分が無職故の被害妄想。

朝10時くらいに行った。

割とスタイリッシュな理容室だと思ったけど、店の前ではやっぱりあれが回ってる。

店内に入ると待ってる人はいなかった。

「奥の席どうぞー」と言われて座った。

ちなみに後で見た限り、待つ場合は番号札を取って待っていて、番号で呼ばれていた。

理容師さんは髪長めの若いお兄さんだった。イメージしていたベテランダンディー理容師ではなく、拍子抜けした。(ベテランダンディーもいた)

利用したことがあるか聞かれて、初めてだと伝えるとコースの説明をしてくれた。

カットとシャンプーだけの一番安いコースにした。

「長さはどうしますか?」と聞かれたのでざっくりの希望を伝えると、じゃあここはこうしますか?みたいな提案もしてくれた。

で、すぐに髪を切り始めた。

速い!ガンガン切っていく。迷いが無い。2ブロックをお願いしたのでバリカンもガンガン行く。

そして殆どしゃべらない。コロナ対策的な意味もありそうだが、そもそもしゃべってる暇がない。爆速で切ってるから。

たぶん10分くらいで切り終わった。3か月切ってなかったので結構な量だったと思うのだが。

そしてシャンプーが始まる。。

 

お辞儀スタイルシャンプー

「では、シャンプーしますね」と言われた。

実は少し気になっていたことがあった。髪を切られている間、シャンプーするところが見当たらなかったのだ。

理容師さんが目の前の鏡の下の取っ手を引っ張った。

すると、、洗面台が現れた!

これか!これがシャンプーするところになってたのか!

でもこれどうすればいいんだ?

手前のふちにくぼみがある。。美容室であればここに仰向けで首が当たる。でも仰向けは無理だ。

ここに座ったままできることは、そう、お辞儀である。

座ったままお辞儀をするような体制で首がくぼみにくるように顔を洗面台に出した。

すると、理容師さんが洗い出した。

これで良かったのか!

でも当然このお辞儀スタイルだと顔の方に水がビシャビシャに滴ってくる。

え?これで良いんだよね?油断すると鼻に水入りそうなんだけど!

と思っていると、顔も洗ってきた。お辞儀している僕の顔の下に手を入れてビッシャビシャのタオルで洗われた。

「終わりでーす」と言われて、体勢を戻すと「お顔お拭きしますね」と普通のタオルで顔を拭いてくれた。

動物になった気分だった。

でもなんか良かった。すっきりするこれ。

そのあとはドライヤーをしてもらい、もみあげとか首の後ろのところとか細かいところを整えてもらい終了。

美容室ではよくあるドライヤーの後マッサージみたいなの(肩をお祈りスタイルの手で叩くあれ)は無かった。

ドライヤーの間に隣の人がお辞儀スタイルでシャンプーしてたから、あのスタイルで合ってたんだなって安心した。

個人的には美容室でカットしてもらうのと仕上がりは変わらなかった。

あ、ワックスもつけるか聞いてくれて、お願いしました。

 

理容室、意外にいいな

最後に今回のカットの内容をメモしたカードをくれた。

そう、予約もないから名前も教えないし、次回に「前回と同じで」ってできないの面倒だなと思っていたからこういう仕組みなのかと、安心した。

お会計は税込み2,200円でした。理容室の相場が分からないけど、今まで切ってもらってた美容室に比べたらだいぶ安い。

店を出ると入店から25分しか経っていなかった

はやっ!美容室の1/2以下だ!

美容師ってしゃべりすぎだよな。(偏見)

昔行ってた美容室ではカットの途中に話が盛り上がっていって「そうだ!これ見て!」ってスマホで動画見せられたな。こっちが動画見てる間も一緒になって見てるからカットしない。あの美容師さんはすごく楽しそうに仕事してた。とても素晴らしいことだ。

 

まとめ

以上が理容室素人の体験談でした。

 

以下、僕が理容室を初体験して思ったことをまとめ

  • 予約はできない(ところが多い)
  • シャンプーはお辞儀スタイル
  • 速い!
  • 安い!(美容室と比較して)
  • 仕上がりは美容室と変わらない(僕個人的には)
  • 「前回と同じで」ができそう

 

個人的には予約できないのが非常に面倒だけど、それ以外は満足。

髪の毛のケアに気を遣っている人や、美容室のドライヤー後のマッサージが好きな人はあんまりかもしれませんが、そうでなければ理容室アリだと思います。

そして、美容室オシャレ男子たちには是非1回「お辞儀シャンプー」を経験してもらいたい。

 

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